今年も総合学習のSDGsで、動物福祉の授業させていただきました。
去年はコロナ禍のためオンライン授業でしたが、今年は対面で行うことができて生徒さん達の表情を間近で感じられました。
2時間続けての授業をいただけたので、より深く考える授業になるように1時間目はペットショップに動物たちが来るまでのルートや飼ったはものの手放す人がいること、殺処分の問題、そして里親を探すための譲渡会のお話をしました。
生徒さんたちが1番驚いたのは、近所にも悪質なブリーダーがいたこと。
その施設の内部写真を見た子どもたちは、「信じられない…」とショックを受け、怒ったり悲しんでいました。
では、どうすればこの現状を変えられるのでしょうか? 5時間目に続きます。
5時間目は時間を目いっぱい使って、皆さんとディスカッションをしていきました。
まずは、こちらをみてもらいました。
「この関係図を見て、何が問題だと思いますか?」
席の近い人で相談して、どう解決すると良いのか考えてもらいました。
最初は4時間目の授業の影響もあり、「ブリーダーが良くない。」と多くの生徒さん達が答えを出した時に、先生からの「問題は消費者側にもあるかもしれないよ。」という言葉にまた、生徒さん達は考え始めました。
「ペット税を作って優良なブリーダーへの補助金に使うと、悪質なブリーダーが自然といなくなるんじゃないか」という意見や「ペットの値段をもっと高くすれば、もっとみんな大切にして捨てられることも無くなるんじゃないか」など予想を超えた意見がたくさん出ました。
アメリカやフランスでは、ペットショップで犬猫を販売することを禁止する法律ができました。
世界にこの流れは広がっていきそうです。
これから、日本はどうしていくのか…。
未来を担う子どもたちと一緒に考えたことが、新しい日本を作るきったけになるかもしれないとワクワクします。
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